ホイールの選び方

アメリカ製のホイールを購入する場合、オフセット等の表記が日本製と異なるため
注意が必要です。日本ではホイールの取り付け位置を表すのに「オフセット」で
表記します。オフセットとはホイールの中心からディスク面までの距離をミリで表した
もの。ディスク面がリムの中心より内側に来ているのはマイナス方向でディスク
中心より外側に出るのがプラス方向です。アメリカ製のホイールの場合、
「バックスペース」で表記される場合が多いです。バックスペースとはディスク面
から内側(車体側)の端までの距離をインチで表すものです。例えばリム幅が8インチ
(8J)でバックスペースが4.5インチだと、両フランジの部分(片側0.5インチ)の
1インチをホイールの幅8インチと足した9インチの車体側から4.5インチの所
が接地面になります。4.5インチは9インチのちょうど半分になるのでオフセットで
表せば±0になります。くわしくは下記の表を参照して下さい。また日本で言う
P.C.D.(ハブボルトの穴の距離をミリであらわしたもの)もアメリカでは
「bolt circle]又は「B.C.」と表記され、単位はインチで表記される場合が多い
です。インチをミリに換算する時はインチ数に25.4を掛けてください。例えば5穴
の4.5bolt circleだと4.5掛ける25.4で5穴の114.3になります。
ドラッグレース用のアメリカ製ホイールはマイナス方向のオフセットが多く、年式の
新しい車両に装着するとき表に出張ってしまう可能性があります。旧車とかは
もともとマイナス方向のオフセットなので容易に装着できますが、新しい車両は
フェンダーの加工等が必要になる場合があります。又、ハブのセンターの径も
日本の車両のより大きい場合がほとんどでセンターを出すのに苦労する時も
あります。しかしアメリカ製のホイールは驚くほど軽量で強度もあり何よりカッコイイ。
現在、本場のドラッグレースで大半のマシンが装着しているのがウエルドレーシング
社製のホイール。他にもセンターラインやミッキートンプソンそれにボガートなど
があります。ディープステージではホイールの輸入販売を行っています。
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バックスペース・オフセット変換一覧表

3¼ 3½ 3¾ 4¼ 4½ 4¾ 5¼ 5½
3.5 +25.4 +31.7
+19.0 +25.4 +31.7 +38.1
4.5 +12.7 +19.0 +25.4 +31.7 +38.1
+6.3 +12.7 +19.0 +25.4 +31.7 +38.1 +44.4 +50・8
5.5 +6.3 +12.7 +19.0 +25.4 +31.7 +38.1 +44.4 +50.8
-6.3 +6.3 +12.7 +19.0 +25.4 +31.7 +38.1 +44.4 +50.8
6.5 -12.7 −6.3 +6.3 +12.7 +19.0 +25.4 +31.7 +38.1 +44.4
-19.0 -12.7 -6.3 +6.3 +12.7 +19.0 +25.4 +31.7 +38.1
7.5 -25.4 -19.0 -12.7 -6.3 +6.3 +12.7 +19.0 +25.4 +31.7
-31.7 -25.4 -19.0 -12.7 -6.3 +6.3 +12.7 +19.0 +25.4
8.5 -38.1 -31.7 -25.4 -19.0 -12.7 -6.3 +6.3 +12.7 +19.0
-44.4 -38.1 -31.7 -25.4 -19.0 -12.7 -6.3 +6.3 +12.7
9.5 -50.8 -44.4 -38.1 -31.7 -25.4 -19.0 -12.7 -6.3 +6.3
10 -57.1 -50.8 -44.4
-38.1 -31.7 -25.4 -19.0 -12.7 -6.3

バックスペース Back Space(インチ)

ホイール幅(インチ)
オフセット(mm)

Bolt Circle(ボルト・サークル)P.C.D.変換表

BoltCircle(インチ)   P.C.D.(mm)

4.25(4¼)

4.5 (4½)

4.75(4¾)

5

5.5(5½)

108

114.3

120.6

127

139.7

ウエルドレーシングマグナムドラッグ 12J+
フージャードラッグスリック 33×15−15

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ドラッグ用ホイールの特徴

ドラッグレース用ホイールに求められるのは性能は、静止状態から300キロオーバーまで
加速する時の負担に耐えられる耐久性はもちろん、軽量であることが大事。ウェルドレーシング
やセンターラインに代表されるドラッグホイールはすべて、驚くほど軽いです。組み合わされる
ドラッグスリックやバイアスタイプのDOTタイヤも非常に軽量でタイヤとホイールを合わせても
片手で持ち上げられる程軽いです。駆動系に関わる部品の軽量化は予想以上に効果があり、
その効果は体感出来るほどです。
ドラッグ用タイヤは大きくわけて2種類あります。ホイールを車体に固定するのにナットを使う通常
のタイプと「スピンドルマウント」といって車体側に設置したスピンドルにセンターで固定するモノ。
スピンドルマウントは良くフロントに使用されます。トップフューエルやファニーカーのフロントはこの
タイプです。有名なスピンドルでは「Strange」や「Anglia」などがあります。

ビードロック

ビードロックとはタイヤをホイールにボルトやビスで固定する事が出来るホイールです。レース時、
グリップ力を高めるため0.1キロの空気圧で走る事もある為、ホイールからタイヤの脱落や、
ホイールの「空回り」が起こりやすくなります。それを防止する為、ホイールにタイヤを固定します。
有名なのはウェルドレーシングの「ダブルビードロック」でタイヤをホイールと外側のプレートでボルト
を使用し、はさみこむタイプです。2003年位から本場のNHRAらではプロストック、ファニーカー、
トップフューエルなどは使用がレギュレーションで義務図けられています。その他にタイヤを固定する
方法としてはホイールのリム部分に穴をあけ、タイヤスクリューというビスで直接タイヤにねじ込む
方法もあります。極端に低い空気圧で走行する場合、こうしたビードロックやチューブの使用を安全
のため考慮したほうが良いかも知れません。

主流は15インチホイール

ドラッグレース専用の車両、いわゆるドラッグマシンのほとんどは15インチホイール&タイヤを
使用してます。(トップフューエル、ファニーカーは16インチ)これは軽量化の為というのも
ありますが、空気圧を落とし、接地面を増やしタイヤをグリップさせるのに扁平率の大きいタイヤ
ほど効果があります。扁平率の低いタイヤだとサイドウォールも硬くなってしまいますので
、サイドウォールの柔らかい、扁平率の大きいタイヤのほうが有利だと言われています。
あと駆動系にかかる負担も扁平率の大きいほうがかからないです。それはタイヤ自体が
ショックを吸収してくれるからです。扁平率の低い、ハイグリップのラジアルタイヤほど駆動系
に負担はかかります。
現在販売されている15インチのドラッグスリックやDOTタイヤは非常に種類豊富で、
サイズやパターンの選択肢が多いのが15インチホイールを使用する事の魅力です。